「キャバ嬢はアルバイトじゃないって本当?」
「どうしてキャバ嬢はアルバイトになれないの?」
「個人事業主のキャバ嬢は確定申告する必要があるの?」
このような疑問にお答えします。結論を言ってしまうと、キャバ嬢さんは個人事業主になるので確定申告が必要です。またどうしてキャバ嬢さんがアルバイトや正社員になれないかというと、キャバクラ会社が税金を節約するためです。
詳しく解説しますので、この記事でぜひ学んでください。
キャバ嬢はアルバイトではなく個人事業主です
キャバ嬢さんはアルバイトではなく個人事業主になります。そのワケをまとめましたので下記をご覧ください。
- キャバ嬢の報酬を外注費として計上したい
- 社会保険に入れなくていい
- 会社の雑収入が増える
一つひとつ説明しますが、要するに、事務所がお金をかけずに女の子を雇うのでキャバ嬢さんは個人事業主になっています。
キャバ嬢の報酬を外注費として計上したい
ここはちょっと難しい消費税の話しになります。
キャバクラ事務所は「消費税が課税される経費がほしい」という実情があります。消費税が課税の経費を集めれば、確定申告で支払う消費税額が安くなるんです。
そこで、キャバクラ事務所が考えたのは女の子を外注として雇うこと。女の子を外注として雇えば、その報酬に消費税がかかりますので、消費税が課税の経費を増やすことができます。
もし女の子をアルバイトや正社員として雇うと、お給料を払いますが、このお給料は消費税がかからない経費です。
なので、キャバクラ事務所は消費税を安くするために、女の子を外注として雇っています。だからキャバ嬢さんは個人事業主なんです。
もしアルバイトのキャバ嬢さんがいるとすれば、それはオーナーが税理士を雇っていないか、お金がない事務所かもしれないです…
キャバクラ会社の経費って、50%くらいがキャバ嬢さんに支払う報酬なので、いかにキャバ嬢さんの報酬で節税できるかがキーポイントなんですよ…
社会保険に入れなくていい
他にも、キャバ嬢さんが個人事業主になる理由があります。それは社会保険に加入しなくていいからです。
もしアルバイトや正社員として雇えばつぎの4つの保険に加入しなくてはいけません。
- 雇用保険
- 労災保険
- 健康保険
- 厚生年金
でも個人事業主ならこの4つの保険に入れる必要がないので、費用がかからないですよね。
逆をいえば、キャバ嬢さんは個人事業主になるので、ご自分で国民健康保険や国民年金を払わないといけないです…
これって、けっこう負担になります。
キャバクラ事務所の雑収入が増える
キャバ嬢さんなら知っているはずですが、遅刻すると罰金をくらったり、よくわからないけど毎月引かれてる厚生費みたいなものがあると思います。
これはキャバ嬢さんにお店の備品や設備を貸しているレンタル料みたいなものなんです。キャバ嬢さんはキャバクラ事務所の従業員ではないので、無償でお店の備品を借りたいできません。
もし無償で備品を使わせると「女の子も従業員である」と指摘されちゃうんです。だから、「女の子は外注です」と立証するために、報酬からレンタル料を引いてます…
事務所にとっては雑収入が増えるのでいいかもですが、キャバ嬢さんたちからすれば最悪ですよね。
このようにキャバ嬢さんは個人事業主になります。個人事業主になると自分で税金を申告しなくてはいけません。これが確定申告です。
キャバ嬢は確定申告をして節約しましょう!
ネガティブなイメージを持っている人が多いですが、確定申告をすると次の3つの税金等を安くできます。
- 所得税
- 住民税
- 国民健康保険料
この3つはすべて、確定申告書を元にして計算されています。なので、確定申告で経費をたくさんいれて所得を下げれば、この3つの税金も下がります。
まずはスモビバでカンタンなシミュレーションをしてみてください。年間でいくら税金を払うべきなのか分かりますよ。
たとえば所得が200万円の人が払う税金は合計で約46万円です。
所得税・・・・・・83,000円
住民税・・・・・・172,000円
国民健康保険料・・207,000円
ちなみに「所得」は売上ー経費の金額です。
確定申告の手順
確定申告の手順はカンタンです。
- 資料を集める(売上と経費)
- 経費を勘定科目ごとに分ける
- 勘定科目ごとに合計金額を求める
- 勘定科目ごとに合計金額をfreeeに入力する
- freeeのチェックリストに答えて確定申告書を作る
上記の手順に従えばだれでも確定申告できます。
*詳しくは「freeeで始める確定申告書の作り方」を参考にしてください。
まとめ:キャバ嬢さんは個人事業主です。自分で確定申告をしましょう
キャバ嬢さんが個人事業主になるのは、キャバクラ事務所の都合だったことがわかっていただけましたでしょうか。もう一度、個人事業主になる理由をまとめます。
- キャバ嬢の報酬を外注費として計上したい
- 社会保険に入れなくていい
- 会社の雑収入が増える
このようにキャバ嬢さんは、税金や社会保険の面でサラリーマンなどよりも不利です…
ですので、確定申告をしてちゃんと節税してください。
確定申告をすれば、所得税、住民税、国民健康保険料の3つを節約できます。
*詳しくは「freeeで始める確定申告書の作り方」を参考にしてください。